急に香港、マカオへ行くことに

2019年のゴールデンウィーク前、急に香港、マカオへ行くことが決定した。カジノの視察を目的とする、出張という扱いでだ。5/21から3日間、マカオの『The Venetian Macao Resort』にて行われる G2E Asia 2019 の視察を目的の主としている。会社の出張扱いであるので、旅費に加え出張費等の手当も付く形であり、傍目から見ると羨ましく映るかもしれない。ただ、現地には多くのカジノ施設があり、一発当てれば即リアタイア可能な利益を得ることができるかもしれないが、ほとんどの場合資金を減らす事が当たり前の世界、加えて、ちの会社からは私一人が行くのではないので、自由度も極端に低い状況だ。とはいえ、外国へ行くことは、私が普段、価値のあるものとしている数少ないものの一つなので、その機会を提供してくれた会社には感謝している。

香港へ出発

今回のルートは羽田空港から香港国際空港へ向かい、そこからフェーリーでマカオに上陸するルートだ。私は羽田空港を利用するのが初めてであったのと、東京の電車事情を考え、集合時間の1.5時間前に羽田空港国際ターミナルへ到着すべく自宅を出発した。特に問題なく空港には到着し、鞄を引きずりながら空港内の散策を行った。テレビドラマや映画等で取り上げられている空港なので実物とのギャップはどれほどかと思っていたが、特に特筆すべきものはなかった。ただ、自分でチェックインするあの機械の操作は慣れそうにない。どう答えてよいか分からない質問が出てくるからだ。下手に操作して飛べないリスクを背負うくらいならカウンターに並ぶ方がよっぽど健全な気がした。

香港国際空港からはフェリーを使う。香港には入国せず、通過する形だ。このフェリーに乗るためにも飛行機と同等の待機時間が必要となる。つまり、アジア圏で飛行機を使用するというと、3、4時間程度で目的地へ到着するイメージが強い。サイパンでもグアムでも韓国でもその程度だろう。ただし、マカオにフェリーを使用して入国するには合計8時間くらいは必要だ。ちなみに、日本からマカオへの直通便は東京の場合、成田からであり、更に、時間帯が遅く設定されているようだ。フェリーに乗るにあたり、当地の気候情報が入ってきた。外気温は32度、湿度90%とのこと。非常に蒸し暑いということだ。外は蒸し暑いが、飛行機、フェリーの中は寒いくらいにクーラーが効いている。ギャップで体調を崩す人が出そうなくらいだ。ホテルに到着するも、チェックインに30分以上を要した。マカオには客室が3000を超えるホテルが乱立しているが、驚くべきはその稼働率で、実に90%以上。つまり、1年中ギャンブラーたちが途絶えることなくやってくるということだ。マカオに来る人でオプショナルツアーを時間ギチギチに入れる人は少ないと推測するが、余裕をもったプランでないと初日から破綻する可能性がある。

本日最後の予定は、『Dancing water』 ショーの鑑賞である。不思議な水の舞台とサーカスが融合したような内容であり、時間にして1.5時間程度公演された。建物の中にあの量の水と、ステージの仕掛けを作るあたりに日本にはないスケールの大きさを感じる。日本で考えると、ディズニーランドやUSJにしかないようなアトラクション施設がホテルの中にあるイメージだ。プールのように変形したり、舞台に変形したり、その中から高さ10メートル以上の構造物がせりあがってきたり、一瞬にして直前まであった水が掃ける構造等、このアトラクションを支える舞台のからくりは最後まで分からなかった。

ショーの鑑賞後はホテルに帰り自由時間ではあったが、ホテルには当然カジノが設置されているわけで、初日から散財することになった。

 

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