マカオ2日目

今日は、当出張のメインであるG2Eアジアの視察日である。会場は、宿泊していたホテルからすぐ近くの『Venetian Macao Resort』という巨大なホテルに設けられている。どうやら、昨年と同じホテルらしいが、今年は展示スペースが1フロア増えて、合計2フロアにて開催された。出展企業は200社ほどで、1つ目のフロアはフィンテック関連となっており人もまばらである。出展内容がオンラインカジノや決済関連といったものでモノというよりサービスが主であるからかもしれない。2つ目のフロアは、一般的なカジノゲーミングマシーンが多数展示されている。しかしながら、すでにカジノに設置されているマシーンと大差ないものが多く、新鮮味に欠ける点も多かった。そんな中でも競馬や釣りのカジノマシーンといった新しいものは視察に訪れた人々の関心を引いていた。

G2Eアジアの視察を4時間くらいで引き上げ、午後は市内観光へ出かけた。これまで滞在していた、コタイ地区からタクシーに乗り、橋を越えてセナド広場へ。ここからは徒歩にて散策。カジノのあるブロックは日本と変わらないくらいに近代化されているが、少し離れた路地に入ると、30年以上前に見たカンフー映画の風景が広がっている。ジャッキーチェンやサモハンキンポーが出てきそうである。街並みをキョロキョロしながら歩いているとこの地域のエネルギーを感じる。人の発するちょっとした動きや言動から感じ取れるのだと思うが、一言でいえば ”みんな元気” という感じだ。私は毎日満員電車に揺られて会社に行くわけだが、その道中では何千人という人とすれ違う。しかしながら、その何千人の中でいくつの笑顔を確認できるだろうか?朝の新宿駅を思い出すと、死んだ魚のような眼をしたサラリーマンが何の意志も持たず足早に歩く姿が目に浮かぶ。ほとんどゾンビだなと思う反面、自分もその一員であることに若干の切なさを感じる一日だった。

 

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