『バイキング』が人混み映像を捏造

さて、今日は報道捏造のはなし。

フジテレビが『緊急事態宣言継続中なのに原宿にこんなに大勢人が来ちゃって、みんな何考えてるの?アホですか?』というメッセージを込めた動画を流したわけですが、これがとんでもない捏造で、実際は2か月前の動画だった。

これは、極めて重大な事案。お笑い芸人が過激なパフォーマンスでBPOに文句を言われるものとは一線を画く内容だ。これが謝罪の一言で済むのであれば、テレビなんぞ絶対に見てはいけない事になる。これは明らかに事実の捻じ曲げによる国民洗脳に他ならないし、これがどこかの指示の基に行われたのであれば、事態は更に深刻といえる。

そもそも、情報発信というものは不可逆であり、一度発信した情報を全てなかったことにすることは不可能だ。与えたダメージと謝罪によるリカバーにギャップがありすぎる。昨今、違法薬物の嫌疑をかけられたタレントがいたが、彼女もダメージ0にはならないはずだ。

基本的にテレビから流れてくる情報を正しいと思っているのは、高齢者だ。40代付近からはネット情報に信憑性を置いている。今年の都内の新卒がテレビを持っている割合はなんと6%しかいない。

オワコンのテレビ産業が、事の正否を無視して人の不安を煽ってくる。不安を煽ると視聴率が稼げるからだ。こんな浅ましい連中に協力してやる必要があるのだろうか?もうテレビは捨てて、PCとサブスクの動画配信でよくないか?NHK代も浮くから年間で考えると大きく違わないはずだ。ただ、諸々の状況判断は家族で支えてやる必要はあるだろう。

『バイキング』が人混み映像を捏造
 フジテレビ系のトークバラエティ「バイキング」で流された東京・原宿の「人混み」映像について、2か月前のものではとの指摘がツイッターで出て、物議を醸している。

 映像に見られたマクドナルド店内の広告が、その頃のものだったからだ。番組では2020年5月20日、ミスを認めて「正しくは3月のもので訂正します」と謝罪した。

■「ダウン着てる人もいる!」「マスクをしている人も少な過ぎます」

 きっかけは、テレビ情報を紹介しているツイッターユーザーが20日未明、前日19日放送の番組について指摘したことだ。

 番組では、17日の日曜日は、東京都内に緊急事態宣言が出ているものの、解除の情報もあることから、気の緩みで人出増加が見られたと紹介した。そして、「17日 竹下通り」「人混み」とのテロップを出して、東京・原宿で人が密集する様子を流した。

 ところが、前出のユーザーは、この映像には、マクドナルドの店が出ており、3月4日から4月上旬まで販売された期間限定商品「てりたま」の広告が店頭に貼ってあったとした。つまり、映像は、そのころに撮ったものではないかということだ。

 このツイートは、大きな反響を呼び、3万件以上もリツイートされてネット上で拡散している。

 映像について、「明らかに服装が違いますね」「ダウン着てる人もいる!」「マスクをしている人も少な過ぎます」といった指摘が次々に出た。5月とはテロップに出ていないことなどから、「人混み感が出てる素材を意図して当ててるんだと」など番組の演出ではないかとの声も出た。しかし、視聴者は5月17日の様子だと思ってしまうとして、疑問や批判が噴出している。番組による印象操作ではないか、との指摘もあった。

 こうした騒ぎを受けて、5月20日放送では、アナウンサーが番組の最後に、19日の放送で流した映像について、「正しくは3月のものでした。訂正してお詫びします」と謝罪した。
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