プロ野球、開幕日正式発表は月末か…6・19目標

野球の話、というより、内容はコロナの話・・・

今、どんなニュースを読んでも、結局コロナの話になっている。本日5/22の東京の新規感染者は3名と発表された。1000万人中の3人なんぞ気にする必要がない事は誰もが分かっているが、事はそれほど単純ではない。このプロ野球も他のスポーツの多分に漏れず、観客によるクラスタ形成をリスク視するのだ。

東京都は現在自粛要請している業種に対して、3段階で解除をしていくと発表している。注目すべきは、どの段階にどの業種が割り当てられているのか?である。論理的に考えるならば、感染拡大リスクを持つものを遅いタイミングに設定することになるが、現実は異なる。

重要視されるのは2点、①大義名分がある業種かどうか?、②仮に再び感染拡大が確認された場合に、その解除発表をした個人、団体に対して瑕疵や利益誘導の嫌疑をかけられないか?である。

つまり、業種に大義名分があって、仮に再び感染拡大が起こってしまっても”しょうがないよね”と国民が判断できる業種優先ということ。決裁者の保身要素がかなりのウェイトを占めており、決して、安全性の順序とは限らないことを共有したい。

プロ野球、開幕日正式発表は月末か…6・19目標

 新型コロナウイルスの影響で開幕が延期となっているプロ野球は22日、オンラインで臨時12球団代表者会議を行い、今季の開幕日程などを協議した。首都圏と北海道の緊急事態宣言が継続していることもあり、この日の開幕日発表は見送られた。

斉藤コミッショナーは「25日には場合によっては(首都圏と北海道の宣言が)解除される可能性も伝えられている。開催は6月中旬以降を目指すと決めているが、正確な日程については緊急事態宣言が条件になる。月曜日に解除されれば、できるだけ早い段階で日程、スケジュールなども話ができると思う。政府の判断に期待を持っている現状です」と説明した。

先だって行われたJリーグとの対策連絡会議では、専門家チームの賀来座長から「開催できる状況になってきている」と公式戦実施に前向きな考えが示されていた。

今季のプロ野球は3月20日に開幕予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期。交流戦、オールスター戦は初めて中止となった。緊急事態宣言の解除を条件に、6月19日の開幕から最大120試合の消化を目指しており、開幕から当面は無観客試合として実施する方針を固めている。

◇プロ野球界の新型コロナウイルスを巡る経過

▽2月25日 巨人が29日と3月1日のオープン戦を無観客で実施すると発表。

▽同26日 臨時代表者会議で、オープン戦残り全72試合を無観客で実施すると決定。

▽3月3日 Jリーグと「新型コロナウイルス対策連絡会議」を設置。第1回を開催。

▽同9日 第2回会議で開幕延期の助言を受け、臨時代表者会議で決定。

▽同12日 代表者会議で開幕を4月10日以降とすると発表。

▽同23日 第4回会議で4月後半の開幕が望ましいとの助言を受け、代表者会議で同24日の開幕を目指すと決定。

▽同26日 阪神・藤浪がPCR検査を受け、NPB選手初の陽性反応。

▽同27日 阪神が伊藤隼、長坂から陽性反応が出たと発表。

▽同31日 パ6球団社長がオンライン会議を行い、4月24日の公式戦開幕を断念する意見で一致。

▽4月3日 代表者会議で4月24日の公式戦開幕を断念。

▽同17日 代表者会議で今季の交流戦全108試合を中止し、6月以降の開幕を目指すと決定。6月19日を軸に調整する方針が明らかに。

▽同23日 代表者会議で開幕から当面は無観客試合とする方針で一致。無観客の公式戦は86年目で初。

▽5月11日 オールスター戦中止を発表。70年目で初。6月半ばから下旬の開幕を目指すことで合意。最短の目標は同19日。移動リスクを軽減した日程案も検討。

▽同12日 臨時オーナー会議で6月19日の開幕を最優先とする方向性を確認。球団経営の危機感も共有。

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